春のお菓子として苺の焼きメレンゲをつくりました。
メレンゲはフランス菓子で多用されますが、元はスイス人パティシエの発明と言われています。
そのスイス人の出身地がMeiringenだったので、そこからお菓子もメレンゲ、
と呼ばれるようになったとか。
焼きメレンゲはイタリアではポピュラーなお菓子。
カリカリ固く、大きくて甘ーい干菓子のような味わいで、ココア入り、ナッツ、フルーツ入りなどとバリエーションも豊かです。
徳之島の島ザラメというサトウキビの風味が残るザラメをつかって、卵白を固く泡立ててゆきます。
そこに苺のピューレを加えようと思ったのですがそれだと、メレンゲがうまいこと焼き上がりません。
苺を冷凍乾燥させてからからになっているものを粉々にして、混ぜ込みました。
かさっとした歯ごたえで、苺ミルクのような味が口にひろがってふわっと溶けてゆきます。
春の散ってゆく桜みたいだなあ、と思いながらついつい手がのびます。甘いけれど。