晩夏の朝 大岡昇平 成城便りを読む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋だなぁ。。。。

早起きしちゃったので、PCを開いていじってたら数年前のさんまと松茸の写真をみつけて小躍り。
朝から写真ながめて、過去をなつかしむのはどうかと思い、読書することにした。

こないだ借りた、大岡昇平の 成城だより を。

こないだの”野火”のスピリットは所々に書きながら、なんともオシャレな日常っぷり。大岡昇平、この頃70代。

成城のあたりをぶらつくだけだが、はやりのニットタイを購入した、とか。今年は
細いタイがはやっていて、昔を思い出させる。とか。書いてあるんですよ。

ふーん青学中から成城高校へいったのか〜。
学校で人をみるわけじゃないけど、一気に親しみを覚えてしまった。
だって、野火 を読んで、違うイメージを抱いてましたから。ハードな感じの人物像から
キレイ目なイメージに。。。

ほぼ毎日の記録を書いているだけなのに面白いとはさすが作家。考えている事や交友関係、
風景の描写がうまくて、大岡昇平が主人公のTVドラマ見てるみたいに頭に映像が浮かぶ。

坂本龍一がYellowMagicデビューした当時のことも書いてあって、坂本龍一のお父さんが編集関係の方で大岡昇平と知り合いだったそう。早速音楽を聞いて感動してお父さんに電話したんだって。

この成城だより を読んでると、とにかく大岡さん、読む量や調べ物の量がはんぱない。
そのなかで私もすぐ読めて面白そうってのが、 ハリィ・ケメルマン著 ユダヤのラビが探偵になっているミステリーシリーズ。

タイトルが曜日ごとになってるんだって。

”金曜日にラビは寝過ごした” とか ”木曜日ラビは外出した”とか。

やっぱり刺激をうまく吸収して、発信できる人はすごいなぁ〜と朝から
にわか大岡昇平ファンとなってしまった。
(さっそく図書館へ大岡昇平が読んでた本を予約!書庫にあるそうで取り寄せしてくれる。
坂本龍一のCDも借りちゃった。)

あとは、大岡さんも日記に書いてる無垢(イノセント)とはなにか?っていうのを考えてみなきゃ。
友達でロココ調建築を研究してた人が innocente(イノセント)とはどーのこーの言ってたのを
思い出したんだけど、結局よく聞かなかったせいで分からずじまい。

夏バテ脳、作家の日常に刺激されてお利口になってちょうだい!
今年は松茸はないけれど、さんまのDHAは補給しますぞ!

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